ganashfieldの日記

日々の記録 境界性パーソナリティ― 全般性不安障害

恋愛は人生の喜びとは言えませんね・・

恋人を愛することは一つの狂気だとプラトンの『饗宴』で読んだっけ。そのとおりだと感じてしまう。
そして狂気は長続きするものではなくとらわれるものに過ぎない。狂気から冷めてしまえば恋人を愛することがそれほど価値のあることだと思えない。
それに比べれば学問とか人のために働くとかすばらしい芸術作品を作るとか、何か普遍的に価値のあることに向かって従事していた方がよほど満足する気がしてならない・・。
恋人と楽しいことをするとか恋人から優しさをもらうとか恋人に優しさを与えるとか、そういったことに自分を向かわせていくことは一種の過渡的な情熱にすぎず、もちろんそれのために、さっき述べたような価値のあることを犠牲にすることがあってはならないに違いない。
恋愛だけで人は生きていけないに決まっている。恋人と一緒にいることが一番幸せだとか、愛していることが一番幸せだというのは、一つの陶酔状態で長続きはしない。
長い目で見れば、一時的な幸福よりも、人生全体で大きな目標に向かっていく方が幸福なことに違いない・・・と感じてしまいます。後者なら、生きている時の一つ一つの時間がプロセスで楽しいだろうから。
でも恋愛による幸福は、一瞬一瞬でしか訪れないものです。
となると恋人を求めて、遠距離恋愛がいやで、今この地に住んでいる私の行動は間違いということでしたね。
私は恋愛のせいで他の色々なものを犠牲にしてしまいました。