- 内省
いったいどんな人が私の日記を見てるかわからないけど、久しぶりにログインした。もう一ヶ月くらいここに来たくはなかったのでね。
ネガティブなことばかり書いてるから。そんな自分の書いたものを見るのも何だか怖いから。
でも書くと少しすっきりする。それにここで私が書いていることは誰にも知られてないからとても気が楽。
「王様の耳はロバの耳」っていう童話があるけど、その王様の気分がよくわかる。
内省してみる。
自分がよくわかってないのは困るけれど、自分が何者か探ろうとすればするほどわからなくなる。
もうそんなことはしないほうがいいのかもしれない。哲学やら文学から自分を探そうとしたって出てこないのだし、
宗教に答えを見出そうとしたらそれは自分で自分をだましているような気がしてしまう。
いっそのこと宗教を信じてしまえば、全てが晴れる気もする。疑問に思う必要もない。
でも、それは正しい答えではない気がする。私の求めている答えは宗教にはない気がする。
ならば、伝統だろうか?伝統に従うということがひとつの生き方の指針ともなる気がする。
女として、娘として、仕事をするものとして、何か日本人的な、「役割に従事する」ということが、ひとつの生き方の指針、新しい宗教であるかもしれない。
伝統に返るのか・・・・。
家族を思い出した。でも家族とはうまくいくのか行かないのかわからない。
妹のことは、なんとなく嫌になっている。弟のことも面倒くさい。
なぜか?
妹は干渉するのが大好きだからだ。私と彼が喧嘩してるときも割り込んで、どっちが悪いだのうるさかった。
おせっかい焼きなのだ。そんな人と一つ屋根の下でうまく生きていけるのかどうか、わからない。
でも家族と七年ぶりに一緒に暮らすのはいいことかもしれない。
家族の元にいると、恥ずかしい行動なんてとりたくもなくなる。恋愛をすることもなくなる気がする。
恋愛をしなければ、私の人生はずいぶんと心穏やかで、規律にのっとった、模範的なものになる気がする。
それもいいかもしれない。
彼とはそれほど結婚したいとも思わなくなってきた。幸せなのか?ただ凡庸な気分に支配されるだけの生活な気がする。それに彼は弱くて、女々しくて、やたら女友達がいる。別のもてるからというわけではなくて、男友達と気が合わないのだ。彼は過保護に育てられたお坊ちゃんだ。弱いくせに、心の中ではとても傲慢なのだ。
そんな人、好きになれない。
たしかに家事とかしてくれるし、やさしいときもあるし、料理も作ってくれるし。いい人だ。
親切な人。
でも、彼の頑固さ、自分中心さ、傲慢さを見るとやりきれなくなる。
それに、彼は運動やスポーツが大嫌いだし、私との趣味も全然合わないし。だらしない生活が好きだし。
なぜか好きになれない、そういう彼の部分が見えるとき。
私はちゃんと規則正しい生活をして、体にいいものだけを食べて、運動をして、健康な体を作りたい。
でも彼と一緒にいるとそれができなくなってしまう。彼に影響される私も弱いのだが。
でも今実家に帰って生活すれば、私は昔のように父母に恥ずかしくない生活をし、親戚を喜ばせるように努力し、妹や弟の模範となるように努力するだろう。
結果的にそれは私を良くするのではないか。
少なくとも、今の生活よりはずいぶん人としてよくなるに違いない。
これは本当の解決ではないかもしれない。でも一度、過去に戻ってもいい。高校時代までの私の生活に。
そのあと、もう一度未来を作り直す。彼との時間を清算して、もう一度、実家から巣立つのだ。
それも悪くはないかもしれない。
やっぱり学生たちと離れることが一番残念に思われる。そして教える時間が奪われることが。
それから、教室で色々なことを説明したり、紹介したりするのは充実したひと時だ。教師の職業が自分にあってないと感じるとしても、仕事をすることそのものは私をいい人間にしていたのだ。
学生にどれだけのプラスのものを与えられたかはわからないが・・・。
- あこがれる
カウンセラーのLに会ったのはもう数週間前か。
「次は彼に嫉妬してしまうことについて話し合おう」といってたけど、以来カウンセリングの予約をしてない。
Lは水玉模様のかわいいワンピースを着てた。すごくかわいいと思ったので、私もそんなワンピースを着ようと思ったのだった。
結局先週火曜日、全然違う柄で値段ももっと高いけど、ワンピースを買っていた。
でもやっぱり水玉の模様のさわやかなワンピースが来たい。
それから、学生の一人で二十歳の子がいる。細くて、白くて、私はその子にも少し憧れを抱いている。
彼女の黒くて短い髪を見て、私もやっぱり短くしようとしている。月曜日にカットをするつもり。
昔私は短い髪が似合うといわれたので、やっぱり短くしようと思う。今も短いけど、もっと短いほうが私に合ってる。それに茶髪も黒髪にもどした。真っ黒になってしまったけど、やっぱりそんな自分の姿を見ると満足した。
茶髪は美容師に勧められてしてたけど、自分的には気に入らなかった。
多分茶髪にしたのは二ヶ月以上前かもしれないけど、黒くしてみてすっきりした。黒い艶のある髪はやっぱり素敵だと思う。
今気がついたことだけど、私の大学時代の親友も細くて白かった。私はそんな女になりたいのだろうか。
Lも細いのだ。
これは偶然なんだろうか。でもこれは一種の憧れで、自分がそうなりたいというものとは別のものかもしれない。